火星のプリンセス、映画化！

「火星のプリンセス」というSF小説をご存じだろうか？
アメリカの小説家、E.R.バローズが書いた小説で
長らくスペースオペラの金字塔として、愛されてきた作品だ。

過去、幾度となく映画化の噂があったが、
監督が決まらなかったり、いろいろなことで
頓挫してきたこの作品が、
制作：ウォルト・ディズニー、監督：「ウォーリー」のアンドリュー・スタントンで
２０１０年からの撮影に向けて、着々と準備の進行中とのこと。

配役は、
ジョン・カーター　テイラー・キッシュ（「ウルヴァリン／X-MEN ZERO」ガンビット役）

デジャー・ソリス　リン・コリンズ（「X-MEN」シルバーフォックス）

緑色人タルタロス　ウィレム・デフォー

が、決まっている。（２００９年８月現在）

原作を知らない方にちょっと解説すると・・・
ひょんな事から、地球から火星に幽体離脱（！）した主人公ジョン・カーターが
緑色人に捕らわれた赤色人のプリンセス、デジャー・ソリスを助け出し、様々な困難を
ものともせず、プリンセスを故郷の王国まで送り届けるお話。
緑色人は、４本腕の巨人なのだが、地球人であるカーターは火星の重力を味方に
数mもジャンプでき、地球人としては並の筋力も、オリンピック重量挙げ選手以上の力持ちになる。
赤色人は地球人と容姿はほぼ一緒。美男美女揃い（一部例外有り）。ただし、卵生。
火星は暖かいので、普段着は男性は腰布のみ。女性は布一枚を羽織った程度。
戦いは、剣で行うが科学力が発達していて、重力制御の飛行船、銃などがある。
「コナン・ザ・グレート」の世界で飛行機が飛んでると思ってください
今でいうと、ライトノベル並のご都合設定だ（笑）

火星シリーズは全１１巻だが、作者死亡で未完になっている。
（今でいうと、栗本薫／グインサーガ）
他に、ターザンシリーズ、金星シリーズ、ムーン・シリーズ、地底世界シリーズが有る

日本で「火星のプリンセス」といったら、
武部本一郎画伯の表紙、挿絵が有名。

「アメリカのバローズファンが原画を買い占めようとした」との噂が有るほど。
私も表紙に惹かれ、そしてファンになった。
右のイラストは、最近出た「火星のプリンセス」。
私の好きな漫画家　山本貴嗣が書いているが
少年向きだったらしく、布が少し増えている。

武部本一郎SF挿絵原画蒐集〈上〉1965~1973

• 作者: 武部 本一郎
• 出版社/メーカー: ラピュータ
• 発売日: 2006/03/30
• メディア: 単行本

武部本一郎SF挿絵原画蒐集〈下〉1974~1979

• 作者: 武部 本一郎
• 出版社/メーカー: ラピュータ
• 発売日: 2006/05
• メディア: 単行本

火星のプリンセス―合本版・火星シリーズ〈第1集〉 (創元SF文庫)

• 作者: エドガー・ライス バローズ
• 出版社/メーカー: 東京創元社
• 発売日: 1999/06
• メディア: 文庫

火星のプリンセス (冒険ファンタジー名作選(第1期))

• 作者: エドガー・R. バローズ
• 出版社/メーカー: 岩崎書店
• 発売日: 2003/10/15
• メディア: 単行本

火星の幻兵団―合本版・火星シリーズ〈第2集〉 (創元SF文庫)

• 作者: エドガー・ライス バローズ
• 出版社/メーカー: 東京創元社
• 発売日: 1999/10
• メディア: 文庫

火星の秘密兵器―合本版・火星シリーズ〈第3集〉 (創元SF文庫)

• 作者: エドガー・ライス バローズ
• 出版社/メーカー: 東京創元社
• 発売日: 2001/06
• メディア: 文庫

火星の古代帝国―合本版・火星シリーズ〈第4集〉 (創元SF文庫)

• 作者: エドガー・ライス バローズ
• 出版社/メーカー: 東京創元社
• 発売日: 2002/09
• メディア: 文庫

タグ：火星 プリンセス バローズ ターザン 山本貴嗣 ウォーリー ディズニー

コメント 1

読みましたよ、小学生の頃。
卵ってのが、なんとも艶っぽかったな＾＾；
by disneyworld (2009-09-21 21:14)